子どもの発達障害を疑ったらまず読みたい!【発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ】

おすすめ

 

わたし
ゆる

娘のASD(自閉スペクトラム症)がわかったときに、自宅でもできることはないかと本を読んだり検索したりした中で特に参考になったオススメしたい1冊です。

 

 

どんな本??

 

お子さんが3歳の頃に自閉症と診断を受けた現在ASD発達支援アドバイザーとして活動されているShizuさんが医学博士の平岩幹男さんの監修のもと著作された本で、まだ日本では聞き馴染みのないABA(Applied Behavior Analysis :応用行動分析)という療育方法をもとに、子どもが発達障害の診断を受けた方から子どもの言動に少し気になるところがあり、何か自宅でできることを始めたいという方向けに対応の仕方や言葉かけを9章に分け紹介してある本です。

 

ABAってなに??

 

課題を細かく分け(スモールステップ)、できたらほめ、成功体験を重ねて自己肯定感を高めることで、北米では研究が進んでいる療育方法で、日本でも20年以上前から一部の専門家のあいだで研究されていましたが、治療的応用はまだ十分にされておらず、様々な方法があり、やり方によっては生活面で大きな負担になることもあるようです。しかし、本書では基本的なポイントをしっかりとおさえつつ日常に負担のないやり方を紹介してあります。

 

ABAを利用する上での大切なポイント

 

1.親と子のいい関係を築く

2.スモールステップで成功体験を重ねる

3.ほめ言葉を効果的につかう

4.できない課題には手助けを

5.コンプライアンスを築く

6.繰り返して、記憶や行動を定着させる

7.必ず成功体験で終わりにする

8.課題を設定し、記録をつける

 

読んでみて

 

4コマ漫画やイラストが入っていてとにかく読みやすいかったです。また、筆者自身も自閉症のお子さんを持つお母さんであり、発達障害の子どもを抱える家族の支援もされている方なので、ご本人の失敗談や子どもの理解度、発語段階に合わせた関わり方を複数提案してくれています。なかでもわたしは、気の利かない親になって、要求言語を引き出そう!という文言にハッとさせられました。わたしは癇癪を起こされるのが嫌だから疲れるからと先回り先回りしすぎてしまっていたんだと反省しました。忙しい日常の中で毎日は難しいかもしれないけれど、少しでも心や時間に余裕があるときは、子どもの視線察したりどうせいつも同じものをほしがるからと先回りせずゆっくりゆっくりと気長に気の利かない親になってみようかと思いました。また、本の最後には著者のShizuさんが実際に読んだり見たりして役に立ったおすすめの本やウェブサイトも紹介してあるので、更に詳しく知りたい方にはすごく良いと思います。

 

どこで買える??

 

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