前回絵画語い発達検査を受けた娘が、今回はLC-R言語コミュニケーション発達スケールを受けたので、結果を含めてその様子をまとめました。ただ、娘のレベル以上の検査内容に関してはわかりかねますのでご了承ください。
言語聴覚療法って??
前回の【ASD】絵画語い発達検査〜自閉スペクトラム症4歳娘と内容は重複してしまいますが、言語療法とは、言葉を話したり聞いたりする機能に障害がある人に対して、日常生活を円滑に送るために行われるリハビリテーションのことで、英語ではspeech and language therapyと表記され、しばしばSTと呼ばれています。
脳機能の障害による言語障害以外に子どもの言葉の遅れの際も受けることができます。
LC-R言語コミュニケーション発達スケールってどんな検査??
0~6 歳の乳幼児の言語コミュニケーション発達を基盤にしてつくられた検査法。
語彙、文法、語操作、対人的なやりとり(コミュニケーション)などに関して精査し、LC 年齢(言語コミュニケーション年齢)とLC 指数(言語コミュニケーション指数)、下位領域である「言語表出」、「言語理解」、「コミュニケーション」のそれぞれにおけるLC 年齢・LC 指数を求めることができ、発達に遅れのある人の言語発達支援プログラムの立案にも使われます。
実際に行った内容〜様子
・泣いている、怒っている、笑っているシンプルな顔の絵から「嬉しいのはどれ?悲しいのは?」などの問いに指差しで答える。
・うさぎ、えんぴつ、ごりら?などの3つの絵から言語療法士がジェスチャー(手でうさぎの耳をつくるような)をみて絵を選ぶ
・言語療法士の行っているジェスチャーの真似をする
・箸、ぼうし、くつなどの簡単な絵を口頭で答える
・箸はどういうときに使うの?ぼうしは何をするもの?などの質問に口頭で答える
・壁に落書きをしている子どもの絵を見ていいこと?悪いこと?という質問に答える(首振りでも可?)
・子どもが怒られている絵と子どもが頭を撫でられている絵を見せられ、悪いことをしたらお母さんはどうなる?という質問に指差しで答える
・言語聴覚士とじゃんけんをし、どちらが勝ったか答える(あいこになったらどうするかも答える)
・何も見ずに言語聴覚士の物語を聞き、その後3つの絵を物語の順番に並べ替える
・3つの絵を見ながらくまがりすを追いかけているのは?りすがねこを追いかけているのは?などの質問に答える
・きりんが並んでいる絵を見て1番うしろなどの質問に答える
後ろで検査の様子を見ていてベネッセの勧誘漫画並みに「この問題やったところだ!」となったのが、くもんのかんがえるワークシリーズだったので、興味のある方はみてみてください↓
結果
検査後10分くらいで振り返りながら結果を伝えていただきました。
言語表出、言語理解、コミュニケーションの3つのそれぞれ到達年齢、言語コミュニケーション指数(偏差値のようなもので、100から前後15を年齢からみて平均的と考えるようです)から総合点をだしてもらえます。
娘は、緘黙症状もあり、言語表出は年齢より2歳下、言語理解は半年下、コミュニケーションは10ヶ月下という結果になりました。1年間言語聴覚療法を受け再度検査を行うようです。
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あくまでも娘が受診している病院の場合ではということなので、参考程度にしていただけると嬉しいです。
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