初めはポスターの雰囲気からホラー系?少しグロテスクだったりするかも?と敬遠していた『仮面病棟』ですが、ピエロは出るけどホラーでもグロテスクでもない!ハラハラミステリーでした。今回も軽度嘔吐恐怖症で2児の母のわたし目線でレビューしていきます。
あらすじ
その日、平穏だった「田所病院」は
ピエロの仮面をつけた凶悪犯に占拠された。
そこには、一夜限りの当直医の速水と、
凶悪犯に撃たれた女子大生の瞳。
危険な密室と化した病院から脱出を試みる2人は、
次々と不可解な謎に遭遇する―。
入院記録のない患者たち。
隠された病室、あるはずのない最新の手術室。
警察への通報を拒否する院長とスタッフ。
意図の見えない凶悪犯の犯行目的…。(公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/kamen-byoto.jp/about.html#story)
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嘔吐恐怖症の方は観られる?子どもと一緒に楽しめる?
病院が舞台でパニックミステリーですが、嘔吐シーンはありませんでした。えずいている人もいなかったので嘔吐恐怖症の方でも観られるかと思います。
映画が設定している年齢制限はないのですが、Netflixでは暴力を理由に13歳以上の鑑賞を推奨していました。左右非対称の不気味なピエロの仮面に、ボイスチェンジャーで変えられた声、題材も後半はどんどん病院の闇を暴くミステリーとなるので、中学生以上でないと、怖くなくても内容を理解することが難しいような印象でした。
ネタバレありレビュー
原作が小説のミステリーを映画化とのことで、ただのピエロから逃げるパニック作品というより、何かを絶対に隠している怪しげな病院の闇を暴くミステリー要素を強く感じました。
原作を未読のためあくまでも映画のみを観た印象ですが、配役がすごい!!
お金や権力に汚い病院長役に高嶋政伸さん、その院長と不倫?して悪事にも協力している看護師に内田理央さん、いつも冷静でいつつ同じく院長の悪事に加担している看護師が江口のりこさん、婚約者が不幸の死をとげしばらく休んでいたものの先輩であり婚約者の兄に代わりを頼まれ急遽病院で夜勤のアルバイトをすることになった切れ者の医師に坂口健太郎さん、幼少期からずっと守ってくれた姉と一緒に事故にあい、闇臓器提供を行っている病院に運ばれたことで勝手に所持品を破棄され身元不明者として処置中に姉妹ともに臓器を取り出されてしまい姉を失った女性を永野芽郁さんが演じています。
良い人のときもあるでしゃうが、気持ち悪いお金に汚い院長役に高嶋さんがぴったりすぎて!!永野芽郁さんも今作では金髪?明るい茶髪?に赤いリップがすごく可愛くて後半まさかのこの事件の指示役と知ったときには驚きが隠せませんでした。
この映画で面白いなと思ったのはピエロの正体が最初にちょっと出た嫌味な職員というところです。時々映画ではあまりに有名な俳優さんがちょい役で出ているなと思っていたら犯人でした!みたいなこともあり、主役を張れる俳優さんや、ベテラン俳優さんが脇にいると警戒してしまったりしますが、今回はいい意味で意表を突かれ面白かったです。
また、公式サイトでも観た後に答え合わせができるようなページもありそこも楽しいポイントでした。
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