
吉岡里帆さんをはじめとする4人の女性を主人公とした『アイスクリームフィーバー』がNetflixで公開され鑑賞いたしましたので、軽度嘔吐恐怖症で2児の母の私がご紹介いたします。
あらすじ
常田菜摘は美大卒業後にデザイン会社に就職するもうまくいかず、現在はアイスクリーム店でアルバイトをしている。今後の身の振り方について思い悩む彼女は、常連客の作家・橋本佐保に運命的なものを感じ、彼女の存在が頭から離れなくなる。菜摘のバイト仲間で後輩の桑島貴子は、そんな菜摘を複雑な思いで見つめていた。一方、アイスクリーム店の近所に暮らす高嶋優の家に、疎遠になっていた姉の娘・美和が急に訪ねてくる。数年前に出て行った父を探しに来たという美和との突然の共同生活に戸惑う優だったが……。(映画.comよりhttps://eiga.com/movie/98598/)
嘔吐恐怖症の方は観られる?
嘔吐表現、泥酔、体調不良シーンもないので嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけると思います。
子どもと一緒に楽しめる??
映倫では特に年齢制限を設けていませんでした。
過激なシーン、残虐なシーンはありませんが、女性同士の恋愛を描いているところもあるので、理解できる年齢になってからの鑑賞をオススメします。
こんな方にオススメ!
✳︎カラフルで可愛い映画が好き
✳︎色々な女性の生き方を観たい
✳︎繊細に心惹かれる映画を観たい方
✳︎吉岡里帆さんが好きな方
ネタバレあり感想
この映画は普通のスクリーンサイズでの映像ではなく、真四角のような通常よりも小さい少し昔風?ともとれるようなサイズ感の映像で、見始めたときはその慣れない雰囲気に正直苦手系かも、、、と感じましたが、徐々に気にならなくなり最後にはそう言えばサイズ感違ったっけ?と思えるくらいの没入感がありました。
吉岡里帆さん演じるデザイン会社でうまくいかず、アイスクリーム店のバイト長をしている菜摘と高校生でいつも奇抜な格好をしているアイスクリーム店の後輩の詩帆さん演じる貴子、2人の働くアイスクリーム店に訪れたデビュー作で賞を受賞するもその後書かない作家のモトーラ世理奈さん演じる佐保、疎遠になっていた姪っ子と突然同居することになった松本まりかさん演じる優の4人がみんな主人公いう映画で、菜摘と佐保が惹かれあったり、そんな2人を内心穏やかではなさそうな様子で見つめている貴子がいたりと3人は深く繋がっているのですが、優の世界は少し違って、そこがラスト少し繋がるのも面白かったですし、素敵でした。
ポップな世界観のアイスクリーム店で発展する人々の物語はとてもカラフルで可愛くて映像としてすごく楽しかったです。
それぞれがそれぞれ出会った人や事柄によってラストは前に進むのですが、私が特に好きだったのは優で安達祐実さん演じる姉に彼氏を取られ、その彼氏との間にできた姪っ子が突然やってくるというなんともザワザワするスタートでしかも疎遠のまま姉は亡くなり姪っ子とも姉の葬式で会ったきり、姪っ子が来た目的も幼い頃出ていった自分の父親(優の元彼)を探しだすためというもうめんどくさすぎる事態なのですが、なんだかんだ優は姪っ子に向き合い、その過程で仕事の息抜きに使っていた古びた銭湯の閉店を知り、自分が買い取って銭湯の再開を目指したりパワーが半端ない女性で大好きでした。
結果的に姪っ子とその父親は会うことはなかったですが、そのいかにも軽薄な男の近況は優のみが知っている、、、というのも実に面白かったです。
この映画では女性同士の恋愛を描いているものの過激なものではなく、基本的には4人の女性の成長や変化を描いているのでそういった映画が好きな方にオススメです。
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