
もしも時間が、たった2分間だけ繰り返されるとしたら——
あなたは、その2分をどう過ごすでしょうか。
映画 『リバー、流れないでよ』 は、
京都・貴船の料理旅館を舞台に、
同じ2分間を何度も繰り返す人々の日常を描いたSFコメディーです。
奇抜な設定でありながら、
観終わったあとに胸に残るのは、
時間、選択、そして「今」を生きることの尊さでした。
目次
✅基本情報
- 作品名:リバー、流れないでよ
- 公開年:2023年
- 監督:山口淳太
- 原案・脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
- 上映時間:86分
- ジャンル:SF/コメディ/ヒューマンドラマ
キャスト
- 藤谷理子(ミコト)
- 永野宗典
- 角田貴志
- 近藤芳正
- 久保史緒里(乃木坂46)
📖あらすじ(ネタバレなし)
京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」で働く仲居・ミコト。
ある日、川辺に立っていたはずの彼女は、
気づけば2分前の同じ場所・同じ状況に戻ってしまう。
やがて、旅館の番頭や料理人、宿泊客たちも
2分間のタイムリープに巻き込まれていることが判明する。
人々は協力して原因を探ろうとするが、
貴船一帯には、少しずつ異変が広がっていく——。
🎬ネタバレなし感想|“SFなのに日常”という心地よさ
『リバー、流れないでよ』の魅力は、
タイムリープという非日常的な設定を扱いながら、
描かれているのはとてもささやかな日常であること。
- 仕事の段取り
- お客さんへの対応
- 人間関係の距離感
2分しか進まない世界でも、
人の感情や関係性は、確実に動いていきます。
ヨーロッパ企画らしい会話とテンポ
上田誠脚本らしく、
- 早口で軽妙な会話
- くだらないようで本質を突く台詞
- 集団での掛け合い
が非常に心地よい作品です。
笑いながら観ているうちに、
いつの間にか時間や人生について考えさせられる——
そんな不思議な感覚があります。
ミコトという主人公の“立ち位置”
ミコトは、
タイムリープに対して最も冷静で、
どこか達観した視点を持つ人物です。
彼女はこの状況を、
- 変えたい
- 終わらせたい
と強く願っているようで、
同時に、何かを抱えたまま立ち止まっているようにも見えます。
タイトル「リバー、流れないでよ」の意味
本来、川は流れるもの。
時間も、人生も、止まらずに流れていく。
それでも、
「今だけは、流れないでほしい」
という気持ちは、
誰もが一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。
この映画は、
その矛盾した願いを優しく肯定してくれます。
🧑🧒子どもと一緒に観られる?
- 小学生:△(設定理解が難しい)
- 中学生以上:○
- 大人向け度:高め
刺激的な描写はありませんが、
会話と心理描写が中心のため、
ある程度の年齢以上におすすめです。
🌟どんな人におすすめ?
- ヨーロッパ企画の作品が好き
- タイムループものが好き
- 派手さより余韻を重視したい
- 日常を丁寧に描く映画が好き
⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??
直接的な嘔吐シーンはなく体調不良シーンもありません。旅館が舞台なので飲酒シーンはありますが、特別泥酔といったシーンはありませんでした。嘔吐恐怖症の方でも比較的安心して鑑賞していただけると思います。
📺配信情報(2026/1現在)
Netflix

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🕊️まとめ
映画 『リバー、流れないでよ』 は、
時間が止まった世界で、
人がどう「今」を生きるのかを描いた作品です。
笑えて、少し切なくて、
観終わったあと、
日常の一瞬一瞬が少し愛おしくなる。
そんな優しいSF映画でした。




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