映画『虹色デイズ』感想レビュー|友情と恋が交差する青春群像劇【ネタバレあり】

な行

 

わたし
ゆる

青春のきらめきと、ちょっとの切なさを描いた映画『虹色デイズ』。

原作は水野美波による大人気少女漫画で、実写映画では中川大志、高杉真宙、横浜流星、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)という豪華キャストが男子高校生4人を演じています。

男子目線で描かれる“恋と友情のリアル”が、多くの観客の心を掴みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

🎬基本情報

  • 作品名:虹色デイズ
  • 公開年:2018年
  • 監督:飯塚健
  • 出演:中川大志、高杉真宙、横浜流星、佐野玲於、吉川愛、恒松祐里 ほか
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:青春・恋愛・学園ドラマ

 

 

 

 

🌈あらすじ

性格もタイプもまったく違う男子高校生4人——

なっちゃん(佐野玲於)、つよぽん(高杉真宙)、恵ちゃん(横浜流星)、まっつん(中川大志)。

彼らはいつもつるんで、放課後は笑い合い、恋や将来のことで悩むごく普通の高校生。

ある日、なっちゃんは登校中に見かけた無口な女の子・杏奈(吉川愛)に一目惚れ。

不器用ながらも彼女に近づこうとするなっちゃんを、友人たちは応援しつつもそれぞれの恋や進路に悩み始める。

友情と恋、進学と別れ——。

“虹”のように色とりどりな4人の青春が、やがて少しずつ変わっていく。

 

 

 

 

📖原作との違い

映画版では、原作の長いエピソードをコンパクトにまとめ、

恋愛要素よりも「4人の友情と成長」に焦点を当てています。

  • 原作より恋愛描写が控えめ
  • 一部キャラクターの登場が簡略化
  • 文化祭や放課後シーンが中心に再構成

漫画では細やかに描かれていた心情描写が、映画では“表情”や“間”で表現されていて、

特に中川大志と高杉真宙の繊細な演技が原作ファンから高評価でした。

 

 

 

 

👪子どもと一緒に観られる?

はい、安心して観られます。

恋愛・友情どちらもピュアな描写で、過激な表現や暴力シーンはありません。

中高生の子どもと一緒に観れば、「青春とは何か」を話すきっかけにもなります。

 

 

 

 

⚠️嘔吐恐怖症の方は観られる??

直接的嘔吐シーン、飲酒シーン、連想させるような体調不良シーンはありませんでした。

嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけるかと思います。

 

 

 

 

🌸こんな人におすすめ

  • ピュアで等身大の青春映画を観たい人
  • 男子高校生の友情に共感したい人
  • 佐野玲於・中川大志・高杉真宙・横浜流星のファン
  • 原作漫画『虹色デイズ』が好きな人
  • 切なくも温かい群像劇が好きな人

 

 

 

 

📺どこで観られる??(2025.10現在)

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💬ネタバレあり感想

男子高校生4人の恋と友情を描いたこの作品は、「男子目線の少女漫画実写化」としては非常に完成度が高いです。

原作の爽やかさを保ちながら、映画独自のリアルな演出で“青春の一瞬のまぶしさ”を切り取っています。

なっちゃん(佐野玲於)は真っ直ぐで恋に不器用。

杏奈への優しさが時に空回りしてしまう姿は、誰もが経験した“初恋の苦さ”を思い出させます。

一方でまっつん(中川大志)は軽いキャラに見えて、友情を大切にする誠実さがにじみ出ていて印象的。

つよぽん(高杉真宙)の彼女・ゆきりん(堀田真由)との恋愛描写も、原作よりも少し大人びた印象に。

そして恵ちゃん(横浜流星)は自由人でムードメーカー的存在ですが、彼の言葉が物語に温度を与えています。

特に印象的なのは、文化祭シーンとラストの雨の場面。

映画全体が「友情の終わり=新しい季節の始まり」というテーマでまとめられており、

“卒業”という言葉を使わずに、4人の関係性の変化を静かに描いた演出が見事です。

 

 

 

 

 

🕊まとめ

映画『虹色デイズ』は、派手な展開はなくとも“日常のきらめき”を丁寧に描いた青春映画。

友情と恋のバランスが絶妙で、観終わったあとに心が温かくなります。

4人のキャラクターが見せるそれぞれの“成長”は、

大人になった今こそ共感できる部分が多いはず。

「誰かを想うこと」や「友達を大切にすること」の尊さを、

まっすぐに思い出させてくれる作品です。

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