
杉咲花さん主演の警察×サスペンス×ミステリー映画『朽ちないサクラ』をゲオのオンラインレンタルサービスにて鑑賞したので、軽度嘔吐恐怖症で、2児の母の私がご紹介いたします。
あらすじ
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に、 神社の長男に殺害された。のちに、平井中央署生活安全課が女子 大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っ ていたことが地元の米崎新聞に独占スクープされる。県広報広 聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事 にしたのではないかと疑い、千佳は身の潔白を証明するために調 査を開始し、1週間後に変死体で発見される。自分が疑ったから、 千佳は何者かに殺されたに違いないーー。自責と後悔の念に突き 動かされた泉は、親友の弔い合戦に身を投じる。そして彼女は、 ストーカー殺人と警察の不祥事に、かつて大事件を起こしたカル
ト宗教団体が絡んでいることを知り……。(公式サイトよりhttps://culture-pub.jp/kuchinaisakura_movie/)
軽度嘔吐恐怖症の方でも観られる??
嘔吐シーンや連想させるシーンはありません。泥酔しているシーンや体調不良シーンもないので嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけるかと思います。
子どもと一緒に楽しめる??
映倫では特に年齢制限は設けておらず、殺人事件の捜査なので遺体のシーンは出てきますが、映像として出血が多いようなシーンはありません。また過激なシーンも出てこないので、警察や宗教が絡む少し複雑なミステリーなので、そういった内容を理解できそうなら親子で観ても安心できる映画かと思います。
利用したサービスはこちら!!
まだ配信されていない映画や、加入していないサブスクにしか配信されていない映画を観たいときに利用しているサービスです!
こんな方にオススメ
✳︎警察が絡むミステリーが好きな方
✳︎正義とはという作品を観たい方
✳︎ハラハラする映画が好きな方
✳︎杉咲花さんが好きな方
ネタバレあり感想
始めはストーカー殺人事件のはずだったのが、警察の怠慢が原因では?となりそこから杉咲花さん演じる泉の親友の千佳の殺人事件に繋がりその真相はどんどん宗教、警察、公安を巻き込む大騒動になってしまい、千佳を殺した犯人を泉の勇気と正義感にハラハラしつつも釘付けで鑑賞いたしました。
萩原利久さん演じる磯川が泉に好意があり自身の警察署の慰安旅行のお土産を渡したことにより、泉と地元新聞記者の千佳がストーカー殺人事件が起きたのはその慰安旅行のために被害者からのストーカーの被害届の受理を先延ばししたのでは?と気がついてしまい、泉は千佳に記事にしないでほしいと懇願するも結果的に記事は出てしまい、2人は喧嘩になりその疑惑を晴らすべく千佳は更なる捜査をし、その結果殺されてしまう。
千佳の殺人に責任を感じた泉は磯川や上司の安田顕さん演じる富樫と豊川功輔さん演じる梶山の力を借りて徐々に真相に近づくのが、ハラハラ感満載でした。
この映画の主軸となったヘレネスが明らかに某宗教を描いているのが当時をあまり知らないわたしでも気がついたので、トラウマを抱えている方は観るのがつらい映画のように感じました。
前半は次々と見えてくる真相に小柄の杉咲花さんが凛とした態度で挑んでいくのが、かっこ良くもあり、ハラハラする要素でもありで、観ていて面白かったです。
徐々に信仰宗教のヘレネスや警察と公安の関係、そして、事件の真相は警察がつけた決着通りなのか、泉が推測したものなのか、というのが答えが出ているような出なかったような、、、のなんともうやむや加減でハッキリとしたラストが割と好きなのでうーんとなってしまいました。
公安=サクラという古い呼び名がこの映画の題名『朽ちないサクラ』に通じるものだったのに気づいた時は少し真相に気づけた気がしました。
終盤に富樫の根本の部分は変わっていなくて実は公安側なのでは?そして事件の黒幕的存在なのではと泉が詰め寄るシーンは息が詰まるような緊迫感がありましたし、ラストに自分の正義を貫くため警察官を目指すというのが次に刺す光のようでよかったです。ただ、単独行動が多い泉が富樫に消されないか少し心配にはなりました。
個人的にはラストのスッキリ感は微妙でしたが、それでもなんとも言えない未来への希望のようなものもありましたし、前半の次々と色々なことが繋がっていく感じが面白かったです。それぞれの思想や正義の根深さ出たつもりでも気がつけば戻っていることの恐ろしさのようなものを感じる映画でした。
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