【そばかす】知らないと無意識に傷つけてしまうかもしれないから、、、

さ行

 

わたし
ゆる

今回もNetflixから【そばかす】という三浦透子さん主演映画を観ました。以前ご紹介した【わたし達はおとな】【わたし達はおとな】思い当たる過去があると痛い、、、

と【よだかの片思い】と共に”(not)HEROINE movies(ノットヒロインムービーズ)”というシリーズです。

 

 

あらすじ

 

私・蘇畑佳純(そばた・かすみ)、30歳。
チェリストになる夢を諦めて実家にもどってはや数年。 コールセンターで働きながら単調な毎日を過ごしている。
妹は結婚して妊娠中。 救急救命士の父は鬱気味で休職中。 バツ3の祖母は思ったことをなんでも口にして妹と口喧嘩が絶えない。 そして母は、私に恋人がいないことを嘆き、勝手にお見合いをセッティングする。

私は恋愛したいと言う気持ちが湧かない。 だからって寂しくないし、ひとりでも十分幸せだ。でも、周りはそれを信じてくれない。

恋する気持ちは知らないけど、ひとりぼっちじゃない。 大変なこともあるけれど、きっと、ずっと、大丈夫。
進め、自分。(出典:公式サイトhttps://notheroinemovies.com/sobakasu/)

 

嘔吐恐怖症の方は観られる??子どもと一緒に観られる??

 

嘔吐表現、嗚咽などはないです。ただ、飲み会のシーンな繁華街を歩くシーンがあるので、連想して私は少しドキドキしました。

行為はありませんが、ベット上のシーンがあるので一緒に観ることは気まずく感じることがあるかもしれません。また、題材としては恋愛感情も性欲も一切もたない主人公を取り巻く人間関係なので、もしお子さんが共感できれば唯一無二の大切な映画になるでしょうし、そういった方もいるということを知ることで、先入観から他人を傷つけることを少し避けることができるかもしれません。

 

感想

 

生まれつき恋愛感情も性欲もないので恋人がいたことのない30歳の主人公を心配してお見合いを勝手にセッティングする母、恋人がいたことない姉に恋愛を進めつつ実は同性が好きなのではと強く問いかける妹、男女の関係を断ると”ただタイプじゃないだろう”と詰め寄る男友達。恋愛をするのが当たり前だと思っている人たちと関わることで苦しみ疲弊していく。それでもたまにそんな主人公を理解し、認めてくれる人がいる。そして共感してくれる人もいる。自分を認めて前を向いて進んでいく主人公に穏やかで暖かな前向きな気持ちにさせてもらえます。また、同性愛については近年映画やドラマなどで扱うことも増えましたが、恋愛感情をもたない、性的感情を抱かない”アロマンティック・アセクシュアル”の方についての作品はまだ少なく知らない方も多いかもしれません。(わたしもNHKの「恋せぬふたり」というドラマを観て知りました)

自分と違う価値観の人がいるということを理解しているようで、知らず知らずのうちに傷つけたり不快な思いにさせてしまった人もいたかもしれないとふと考えさせられる映画でした。

そして、主人公のよき理解者のひとりの元同級生を演じた前田敦子さんの役がハッキリサッパリしていて好きでした。最後は少し寂しいようなモヤモヤするような、でもそれでむしろよかったような感じがしましたが、、、

(not)HEROINE moviesのシリーズは夜にひとりでゆっくりと観たい作品のような気がします。

 

 

こんな方にオススメ

 

*アロマンティック・アセクシュアルについての映画を観たい

*恋愛だけが人生じゃないと思う

*落ち着くトーンの映画を観たい

*三浦透子さんが好き

 

 

 

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