映画『ホタルノヒカリ』感想|干物女の新婚旅行は波乱だらけ!? 綾瀬はるか×藤木直人の名コンビ再び!

は行

 

わたし
ゆる

2007年に放送されたテレビドラマ『ホタルノヒカリ』。

その後も続編やスペシャルが制作されるほどの人気を誇り、「干物女(ひものおんな)」というワードを世に広めた伝説の作品が、ついに2012年に映画化されました。

映画『ホタルノヒカリ』では、あのぐうたら干物女・雨宮蛍がなんと海外へ飛び出し、新婚旅行先のローマで新たなトラブルを巻き起こします!

今回は、そんな映画版『ホタルノヒカリ』の魅力をたっぷり語りながら、干物女の進化(?)や、ラブコメとしての面白さを振り返っていきます。

 

 

 

 

 

 

📝 基本情報

 

  • タイトル: ホタルノヒカリ THE MOVIE
  • 公開日: 2012年6月9日
  • 監督: 吉野洋
  • 脚本: 水橋文美江
  • 原作: ひうらさとる「ホタルノヒカリ」(講談社Kiss連載)
  • 出演: 綾瀬はるか、藤木直人、手越祐也、松雪泰子 ほか
  • 上映時間: 約110分

 

 

 

 

あらすじ

 

ぐうたら干物生活を送っていたOL・雨宮蛍(綾瀬はるか)は、ついに恋人である高野誠一(藤木直人)と結婚!

幸せいっぱいの2人は、新婚旅行でイタリア・ローマを訪れる。

ところが蛍は、異国の地でもぐうたら癖が炸裂。観光もせずにホテルでゴロゴロ…。

そんな中、高野が突然姿を消してしまう。蛍は夫を探す中で、一人の日本人女性(松雪泰子)と出会い、彼女にまつわる過去と秘密に巻き込まれていく。

「結婚とは何か?」「愛するってどういうこと?」——

人生初の“冒険”を通して、干物女が本当に大切なものに気づいていく。

 

 

 

 

🧑‍🧒‍🧒子どもと一緒に観られる?親目線でチェック!

 

映画『ホタルノヒカリ』は、基本的に子どもが観ても問題のない内容です。ラブコメディであり、暴力的・過激な描写やホラー要素は一切ありません。

ただし以下のポイントを考慮すると、小学校高学年以上〜中高生くらいからが対象年齢として適していると言えるでしょう。

 

 

 

⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??

 

直接的な嘔吐シーン、体調不良シーンはありませんが、この映画では度々飲酒シーンがあります。ただ、泥酔といった形ではなく、楽しく晩酌♪といった雰囲気なので嘔吐恐怖症の方でも観られる方は多いかと思います。

 

 

 

 

🎬こんな人におすすめ!

 

  • 綾瀬はるかのコメディ演技が好きな人
  • ドラマ『ホタルノヒカリ』ファン
  • 気軽に笑って元気になれる映画を探している人
  • 結婚ってなんだろう?とちょっと立ち止まりたい大人
  • 海外ロケ×日本人キャストの作品が好きな人

 

 

 

🔗どこで観られる??

 

Netflix

映画 ホタルノヒカリ | Netflix
"干物女"こと蛍は、夫となった高野誠一が望む"ローマの休日"をかなえようと、重い腰を上げてようやく新婚旅行に出かける。ところが、ローマではふたりの行く先々でトラブルが発生し...!?

 

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ネタバレあり感想

 

▶︎変わらない蛍、でもちょっとだけ成長した蛍

まず何より嬉しいのは、あの“干物女”がそのままのテンションで帰ってきたこと!

綾瀬はるか演じる蛍は、相変わらずのジャージ姿でゴロ寝、白目、唐突な奇声とハイテンション…!

ドラマ版からのファンなら、安心して「これこれ!」と笑いながら観られます。

ただし、今回は映画ということで、スケールもロケーションも豪華。

イタリア・ローマの美しい街並みの中で、蛍が相変わらずグダグダしているギャップがとても面白い。

でもそんな蛍も、夫を探して走り回る中で“少しだけ”変わっていく。

「人とちゃんと向き合う」

「自分の気持ちをごまかさない」

そんな当たり前のことが、干物女には難しい。でも、それにちゃんと気づこうとする蛍の姿は、コメディの中にもじんわりとした感動を与えてくれます。

 

▶︎綾瀬はるか×藤木直人の安定感

この2人の掛け合いが、やっぱり最高。

藤木直人さん演じる高野部長は、ツンデレで真面目で少し堅いけれど、実は誰よりも優しい。

そんな高野と、自由奔放で感情が表に出やすい蛍。

真逆のようでいて、どこか「似ている」2人がぶつかりながらも歩み寄る姿は、まさに“夫婦のリアル”そのもの。

新婚旅行というイベントの中でも、蛍は「自分が変わらなくても愛される」と思い込んでしまっていた。

でも高野の行動や言葉を通して、少しずつ「愛するために自分も努力すること」の大切さを知っていく。

決して重すぎないやり取りの中に、深い夫婦愛が描かれているのも、さすが『ホタルノヒカリ』シリーズです。

 

▶︎松雪泰子の存在感とストーリーの奥行き

映画版オリジナルキャラクターとして登場するのが、松雪泰子さん演じる“謎の日本人女性”。

彼女が抱える過去や、イタリアでの生活の中で失ったもの・守ってきたものが、物語に新たな深みを与えています。

干物女のコメディだけでなく、「大人の女性としての選択」や「生きることの意味」など、テーマは思った以上にしっかりしている。

松雪泰子さんの演技力と存在感が、全体をグッと引き締めてくれていて、単なるラブコメ以上の映画にしてくれています。

 

🕶️映画だけでも楽しめる?

 

もちろん、ドラマや原作を知らなくても楽しめる内容になっています。

ただし、蛍と高野の関係性の変化や「なぜこんなにぐうたらなの?」という背景を深く楽しむには、やっぱりドラマ版を観てからの方が100倍楽しいです!

特にドラマ1期・2期はAmazon Primeなどで見放題のこともあるので、映画の前に一気見するのもおすすめです。

 

 

 

 

🎯まとめ|「好き」は、努力して伝えるもの

 

映画『ホタルノヒカリ』は、ただのラブコメ映画ではありません。

ぐうたら女子が少しずつ「人と向き合うこと」の大切さを知っていく、優しくて力強い物語です。

“好きな人と一緒にいるために、変わろうとする勇気”

それは決して完璧な大人だけができることじゃなくて、干物女のように不器用で、ズレてて、面倒くさい人間だってできること。

だからこそ、この映画は観終わったあと、なんだか前向きな気持ちになれるのです。

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