
北鎌倉の古書店を舞台に、古書に秘められた謎と人間ドラマを描いた映画『ビブリア古書堂の事件手帖』。
黒木華演じる店主・篠川栞子と、野村周平演じる五浦大輔の絶妙なコンビネーションが魅力の実写化作品です。
目次
🎬基本情報

- 作品名:ビブリア古書堂の事件手帖
- 公開年:2018年
- 監督:三島有紀子
- 出演:黒木華、野村周平、東出昌大、夏帆 ほか
- 上映時間:118分
- ジャンル:ミステリー/ヒューマンドラマ
📖あらすじ
五浦大輔(野村周平)は、祖母の遺品の中から夏目漱石の直筆署名入りとみられる『それから』を発見。
本の真偽を確かめるため、北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れます。
店主の**篠川栞子(黒木華)**は極度の人見知りながら、古書への情熱と知識は誰にも負けません。
大輔が持ち込んだ本を手に取った栞子は、祖母が生前隠し続けてきた秘密をあっという間に見抜きます。
大輔は彼女の推理力に圧倒され、足を怪我した栞子のために店を手伝うことに。
やがて、栞子が所有する太宰治『晩年』の希少本を狙う謎の人物・大庭葉蔵の存在に気づき、事件は動き出します。
監督は『幼な子われらに生まれ』『しあわせのパン』で知られる三島有紀子。
文学とミステリーを丁寧に描く手腕が光ります。
📚原作との違い
- 栞子の過去や内面描写が映画では簡略化
- 一部事件やキャラクターをまとめて描写
- 映像美やセットで、古書堂の空気感を強調
原作の繊細な心理描写を映像で補完しつつ、推理と人間ドラマのバランスを整えています。
👪子どもと一緒に観られる?
過激な表現や暴力はほとんどありませんが、物語は過去の不倫と古書と謎解きが中心です。
中学生以上であれば、ミステリーや文学に興味を持ちながら楽しめます。
⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??
飲酒シーンは度々ありますが、嘔吐を連想させるような体調不良シーン、直接的な嘔吐シーンはありません。
大抵の嘔吐恐怖症の方は問題なく鑑賞していただけると思います。
🌟こんな人におすすめ
- 古書や文学作品に興味がある方
- ミステリーと人間ドラマを同時に楽しみたい方
- 黒木華・野村周平ファン
- 原作『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んだことがある方
- 静かで落ち着いた映像美の映画を観たい方
📺どこで観られる??(2025/10現在)
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原作
💬ネタバレあり感想
映画は原作の世界観を尊重しつつ、実写ならではの静謐さと美しい映像で古書堂の雰囲気を再現しています。
- 栞子(黒木華)は静かで控えめながらも、古書への情熱を見せる表情が印象的。
- 大輔(野村周平)の青年らしい純粋さと、栞子への好奇心・尊敬が物語に温かさを加えています。
特にラストにかけて、太宰治『晩年』をめぐる事件の真相が明かされる展開は、
古書と人の歴史が交錯するミステリーの醍醐味を感じさせます。
ただ、酒向芳さんとの関係は驚きましたが、成田凌さんが出てきた段階で溢れ出る黒幕感、、、そして、東出昌大さんが不倫相手役とは、、、
原作ファンには、一部の心理描写や過去エピソードが簡略化されている点はやや物足りないかもしれませんが、
映画独自の演出で登場人物の内面を映像化しており、初めて観る人でも楽しめる構成です。
🕊まとめ
映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は、古書を通して人の秘密や心に触れる美しいミステリー。
推理の面白さだけでなく、登場人物たちの誠実さや本への愛が胸に残ります。
原作ファンも初めて観る人も、
「本と人のつながり」を感じたいときにぜひ手に取りたい作品です。



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