【そして僕は途方に暮れる】逃げてばっかりのクズ男はどうなる

さ行

 

わたし
ゆる

2022年公開、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さん主演の『そして僕は途方に暮れる』今回も軽度嘔吐恐怖症で2児の母の目線でご紹介します。想像以上に逃げてばっかりのクズ男にイライラさせられます。

 

あらすじ

 

自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。その夜から、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ辿り着く。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが――。(公式ホームページhttps://happinet-phantom.com/soshiboku/)

 

 

 

 

嘔吐恐怖症の方は観られる?子どもは観られる?

 

こういった自堕落な人間を扱っている映画としては珍しく嘔吐シーンはありません。自宅での晩酌シーン、酔っ払った先輩と揉み合いになるシーン、主人公のバイト先の居酒屋のシーンなどはあります。

Netflixでは13歳以上の鑑賞を推奨していました。過激なシーンや残虐なシーンはないものの、先輩の家に居候中に下ネタを話すようなシーンはあります。そもそも、ほとんど働きもせず、問い詰められたり責められたら逃げ出しを繰り返す主人公の話なので、反面教師にするならまだしも、あまり子どもの鑑賞をオススメするのもな、と個人的には感じます。

 

 

ネタバレありレビュー

 

浮気を問い詰められたから5年同棲している彼女から逃げ、生活態度をたしなめられたら親友から逃げ、先輩とはソリが合わずに逃げ、後輩には本当のことが言えず逃げ、お金や将来のことを言われたら姉から逃げ、認知症の傾向や新興宗教にハマった母から逃げ、もうこれ以上ないくらい逃げ続ける主人公にうんざりします。

逃げ続けた道中に10年間会っていないお金と生活にだらしない父親と出会い、生活を共にすることで、本格的に社会から離れます。社会からかけ離れた同居生活、そんな父親からの教えは”孤独を感じでどうしようもなくなったときは映画の主人公になった気分で、面白くなってきやがったと呟くこと”、”物語を動かすためには酒の力を借りてでもプライドを捨てて行動してみるのも大切”だということ。

そんな父親からの教えから行動し、動き出した物語でしたが、さらに途方に暮れるような結末に、、、

主人公も理解不能でしたが、彼女もよくその状況で彼氏の実家行けたな、最後執拗に呼びかけたのは何の意味が??と疑問だらけでしたし、親友も失敗作これからあるかもよ?と冗談っぽく話したときはもう伏線のつもりだったの?と謎だらけでした。

反面教師的な意味で観ればいいのか、こんな感じでもなんだかんだ生きていけるという感じで観ていればいいのか捉え方に迷う映画でした。

 

 

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