
2018年公開の映画『ういらぶ。』。
同名人気漫画を実写化した、王道でちょっと切ない青春ラブストーリーです。
本記事では、映画のあらすじから原作との違い、そしてネタバレを含む感想まで詳しくレビューします。
目次
基本情報
- 作品名:ういらぶ。
- 公開年:2018年
- 監督:佐藤祐市
- 原作:星森ゆきも『ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-』(Sho-Comi/小学館)
- 出演:平野紫耀、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、伊藤健太郎 ほか
- 上映時間:100分
- ジャンル:青春・恋愛
あらすじ
同じマンションで一緒に育った高校生の凛(平野紫耀)、優羽(桜井日奈子)、暦(玉城ティナ)、蛍太(磯村勇斗)の美男美女4人組。優羽のことが好きすぎて冷たくあたってしまう凛と、凛に思いを寄せながらも彼の態度のせいでネガティブ思考に陥っている優羽。暦と蛍太は、そんな2人のことを心配しながら見守っていた。ずっとこのままだと思っていた4人の関係が、「好きなら好きとハッキリ言う」和真(伊藤健太郎)の登場によって大きく動きはじめる。
原作との違い
映画版は、原作の高校3年間をぎゅっと凝縮した構成になっています。
原作ではゆっくりと進む恋の駆け引きや、凛のトラウマ的な過去、優羽の成長などが丁寧に描かれていました。
一方で映画はテンポを重視しており、恋のすれ違い・誤解・告白といった展開がスピーディー。
そのため、原作ファンからは
「凛の心の変化が早すぎる」「原作のエピソードをもっと見たかった」
という声もありましたが、映画としてのまとまりと爽やかさは高く評価されています。
子どもと一緒に観られる?
『ういらぶ。』はキスシーンなど多少の恋愛描写はありますが、過激なシーンや暴力表現は一切なし。
全年齢が安心して観られる、清潔感のあるラブストーリーです。
ただし恋愛中心の内容のため、小学校低学年には少し難しいかもしれません。
中高生以上であれば、共感できる“青春のドキドキ”を感じられるでしょう。
嘔吐恐怖症でも観られる??
直接的な嘔吐シーン、嘔吐を連想させるような体調不良シーン、飲酒シーンはありません。
嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけるかと思います。
こんな人におすすめ!
- 平野紫耀さん、桜井日奈子さんが好きな方
- かわいくてピュアな恋愛映画が観たい方
- 初恋の甘酸っぱさをもう一度感じたい方
- 学園青春ラブストーリーが好きな方
- 原作『ういらぶ。』のファン
ネタバレあり感想
「ういらぶ。」というタイトル通り、“ういういしい”恋を描いた作品。
でも単なるキュンキュン映画ではなく、「好きなのにうまく伝えられない」もどかしさが丁寧に描かれています。
凛は優羽が大好きなのに、照れ隠しのあまりつい冷たくしてしまう。
しかも可愛い優羽に自信をなくさせるため「ダメなやつ、ゴミ」と頻繁に言い優羽はすっかり、自分はダメダメなやつだと思い込みすっかり引っ込み思案になってしまう。
正直令和の今に観ると、めちゃくちゃモラハラ野郎と洗脳されてしまった女の子にしか見えなくて、きゅんきゅんというより心配、、、になってしまいました。
伊藤健太郎さん演じる和馬の登場により、なんやかんやあり、お互い素直になれてハッピーエンドにで最終的には凛の不器用な愛情が、観ているこちらまでくすぐったくなります。
終始俳優陣のフレッシュな青春感が満載で、平野紫耀さんの自然な照れ笑いと、桜井日奈子さんの優しい表情が本当にぴったりで、“実写化してよかった作品”のひとつだと感じました。
ただところどころ、話の節目に出演者がタイトルコールをするシーンがあるのは、観やすさといえばそうかもしれませんが、映画というより深夜ドラマ感を感じました。
どこで観られる??(2025年10月現在)
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まとめ
映画『ういらぶ。』は、不器用でまっすぐな恋を描いた青春ラブストーリー。
「好きなのに素直になれない」――そんな感情を抱えたことがある人なら、必ず心に刺さるはずです。
平野紫耀さんのツンデレ演技、桜井日奈子さんの一途さが見事にマッチし、
“初恋のときめき”と“切なさ”を見事に両立させた名作。
恋をしていたあの頃の気持ちを、もう一度思い出したい人におすすめの一本です。
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