
りぼんで連載されていた少女漫画原作の実写化した『ママレード・ボーイ』をNetflixにて鑑賞いたしました。2児の母で軽度嘔吐恐怖症の私がレビューします。
目次
映画『ママレード・ボーイ』基本情報
- 公開日:2018年4月27日
- 原作:吉住渉『ママレード・ボーイ』(りぼん連載)
- 監督:廣木隆一
- キャスト:桜井日奈子(小石川光希)、吉沢亮(松浦遊)、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂 ほか
少女漫画の金字塔とも言える『ママレード・ボーイ』を実写映画化した作品。1990年代に連載され、アニメ化もされた大人気作を、現代の恋愛映画として再構築しました。
あらすじ(ネタバレなし)
小石川光希(桜井日奈子)はごく普通の女子高生。ある日、両親から突然「離婚して別の人と再婚する」と告げられます。しかも相手夫婦にも息子がいて、なんとその息子・松浦遊(吉沢亮)と一緒に暮らすことに…。
血のつながりのない“義理の兄妹”として生活する中で、互いに惹かれ合っていく光希と遊。だけど二人の恋は複雑な家族関係や過去の秘密に翻弄されていきます。
見どころポイント
- 桜井日奈子×吉沢亮のフレッシュな共演
王道の少女漫画ラブストーリーにぴったりなキャスティング。吉沢亮の透明感と桜井日奈子の素朴さが魅力的。 - 親世代の恋愛模様にも注目
光希と遊の親たちの“パートナー交換”は異例の設定。若者の恋愛だけでなく、大人の愛の形も描かれる点が独特。 - 王道だけど現代風にアレンジ
スマホやSNSなど現代的な要素を加えることで、今の若い世代にも共感しやすい作りになっています。 - 切なさと胸キュンのバランス
ただ甘いだけでなく、嫉妬や不安などのリアルな感情も丁寧に描写されており、大人も楽しめる青春恋愛映画。
ネタバレあり感想(詳しく)
※ここから結末に触れます!
ストーリーの始めはお互いの両親の組み合わせを交換して再婚し遊と光希を合わせた6人で一つ屋根の下に住むという、あり得なさすぎる(むしろあり得ないでほしい)ところから反発しながらも家族として、異性として仲を深める2人の話になっていきます。正直、親の自由さ加減には少し引いて観てしまいましたが、そこは完全フィクションとして、、、
光希と遊は次第に互いの気持ちを確かめ合い、恋人同士になります。しかし「遊の本当の父親は誰なのか?」という疑惑が浮上し、二人の関係は大きな試練を迎えます。
最終的に遊の父親は光希の父ではないと判明し、二人の恋は成立しますが、途中の葛藤は観ていて胸が締めつけられるほど。
親世代の愛の複雑さも描かれ、ただの学園ラブストーリーではなく“人間模様の濃いドラマ”として成立しているのが魅力でした。
原作との違い
- 原作は1990年代の連載、映画は現代版にアレンジ。
- スマホや現代的な文化を背景に描かれており、親近感を持ちやすい。
- 一部の展開はコンパクトにまとめられており、原作を知る人には少し物足りない部分も。
子どもと一緒に観られる?
基本的には中高生以上が対象の恋愛映画。過激な描写はなく、恋愛を学び始める世代にはぴったり。ただし家族関係の複雑さがテーマなので、小学生には少し難しい部分があるかもしれません。
嘔吐恐怖症の方でも観られる??
直接的な嘔吐シーンはなく、飲酒シーンも食事のとき親たちが飲んでいた、、?となるくらいほぼありません。
嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけます。
こんな人におすすめ!
- 胸キュンな学園ラブストーリーを楽しみたい人
- 原作『ママレード・ボーイ』ファン
- 吉沢亮や桜井日奈子の演技を堪能したい人
- 家族関係を絡めた人間ドラマが好きな人
- 大人になっても“恋する気持ち”を忘れたくない人
どこで鑑賞できる??
Netflix

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まとめ
映画『ママレード・ボーイ』は、ただの恋愛映画にとどまらず、家族の在り方や大人の恋愛にも踏み込んだ作品でした。桜井日奈子と吉沢亮の初々しい演技が作品の魅力を引き立て、青春映画としても、大人の視点からも楽しめます。
原作ファンはもちろん、恋愛映画を久しぶりに観たい人にもおすすめの一作です。
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