
年長さんの冬休みは、小学校入学まで残り3か月ほどのとても大切な時期。
「まだ早いかな?」と思うことも、遊びや生活の中で少しずつ経験しておくと、入学後の不安がぐっと減ります。
この記事では、勉強だけに偏らず、生活・心・体のバランスを大切にした「冬休みにやっておきたいことリスト」を紹介します。
親子で無理なく取り組める内容ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 自分でできることを増やそう【生活習慣】
小学校に入ると、「先生が全部手伝ってくれる」環境から、自分で行動する場面が一気に増えます。
冬休みは、時間に余裕があるからこそ生活習慣を見直すチャンスです。
この冬に意識したいこと
- 朝起きたら自分で着替える
- ハンカチ・ティッシュを毎日持つ
- 靴をそろえる
- 使った物を元の場所に戻す
- トイレ後に手洗いをする
「完璧」を目指す必要はありません。
できたらたくさん褒めることが、自己肯定感につながります。
2. 文字・数字に親しむ【お勉強の土台づくり】
年長さんの冬は、「お勉強を始める」よりも、
文字や数字に苦手意識を持たないことが何より大切です。
おすすめの取り組み
- 自分の名前を読める・書ける
- ひらがなを「読む」経験を増やす
- 1〜10の数を数える
- すごろく・トランプ・かるた
机に向かう時間は短くてもOK。
遊びの中で触れることが、入学後の学習につながります。
3. 人の話を聞く練習をしよう【集団生活の準備】
小学校では、「先生の話を聞く」「順番を待つ」時間が長くなります。
冬休みは、家庭の中でその練習ができます。
家庭でできること
- 話しかけられたら手を止めて聞く
- 絵本の読み聞かせを最後まで聞く
- ルールのある遊びをする
- 相手の話を最後まで聞く練習
叱るよりも、
「今、最後まで聞けたね!」とできたことを言葉にするのがポイントです。
4. 冬ならではの体験をたっぷりしよう【心と体】
勉強や準備も大切ですが、冬の思い出作りも同じくらい重要。
五感を使った体験は、子どもの心を大きく育てます。
冬におすすめの体験
- 雪遊び(そり・雪だるま作り)
- 室内遊具施設で体を動かす
- 冬の生き物や自然観察
- 年末年始の行事を体験(大掃除・お正月)
「楽しかった!」という経験が、自己肯定感の土台になります。
5. 自分の気持ちを言葉にする練習【心の準備】
入学後は、新しい環境・新しい人間関係で、
子どもなりに不安や緊張を感じやすくなります。
冬休みにできる声かけ
- 「今日は何が楽しかった?」
- 「それはどんな気持ちだった?」
- 「嫌だったことがあったら教えてね」
気持ちを言葉にする経験は、
困ったときに助けを求める力につながります。
6. 小学校の話を少しずつしてみよう【安心材料】
不安をあおる必要はありませんが、
「小学校はどんなところか」を少しずつ伝えるのは大切です。
- 登下校の話
- 給食の話
- 休み時間の話
- 楽しそうなエピソード中心でOK
「小学校=怖いところ」ではなく、
「楽しそうな場所」というイメージ作りを意識しましょう。
☑ 年長さん向け・冬休みにやっておきたいことチェックリスト
- ☐ 自分で身支度をする
- ☐ 名前を読む・書く
- ☐ ルールのある遊びをする
- ☐ 冬の体験を楽しむ
- ☐ 気持ちを言葉にする
- ☐ 小学校の話をする
まとめ|「できること」を増やす冬休みにしよう
年長さんの冬休みは、
「何かを完璧にできるようにする」期間ではありません。
- できた経験を積む
- 楽しい思い出を作る
- 親子で安心感を育てる
それだけで、入学準備としては十分です。
この冬休みが、
お子さんにとって「自信をつける時間」になりますように。



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