
Netflixにてつい先日配信開始された『顔だけじゃ好きになりません』を鑑賞いたしましたので、2児の母で軽度の嘔吐恐怖症の私目線でご紹介いたします。
目次
✅基本情報

- 作品名:顔だけじゃ好きになりません
- 公開年:2025年3月7日
- 原作:安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(講談社)
- 監督:耶雲哉治(『ライアー×ライアー』『ホットギミック』)
- 出演:久間田琳加、宮世琉弥、中島颯太(FANTASTICS)、米倉れいあ ほか
- ジャンル:青春・恋愛・ラブコメディ
🎬あらすじ
整った顔の男子がとにかく大好きな高校生・才南(久間田琳加)。
そんな彼女の前に現れたのは、校内一の美形で青髪がトレードマークの先輩・奏人(宮世琉弥)。
ある日、ひょんなことから奏人本人に呼び出され、彼のSNSアカウントの運営を頼まれる。
実は奏人、学校でのトラブルが原因で退学の危機にあり、「フォロワー10万人達成」で退学が撤回されるという条件を提示されていたのだ。
秘密裏にSNS運営を引き受ける才南だったが、二人の関係に気づいたクラスメート・土井垣(中島颯太)が登場し、三角関係に発展していく——。
👀見どころポイント
💙 宮世琉弥の“完璧すぎる”ビジュアルとギャップ演技
青髪×美形という設定を完全に自分のものにした宮世琉弥。
クールに見えて実は不器用で優しい奏人の内面を繊細に演じています。
特に、フォロワーを増やすために苦戦しながらも努力する姿や、才南にだけ見せる笑顔が印象的。
まさに「顔だけじゃない」魅力を体現する役どころです。
💕 久間田琳加の“恋する等身大ヒロイン”
SNS時代の恋愛観にリアルさを与えるのが久間田琳加の存在。
恋に不器用でミーハーな女子高生を自然体で演じ、観客が共感しやすいキャラクターに仕上げています。
序盤のテンション高めなコミカル演技と、後半の切ない表情のギャップも◎。
📱 SNSが恋をつなぐ現代的テーマ
“フォロワーの数=評価”という現代的な価値観を背景に、
「本当に大切なのは数字ではなく、誰と向き合うか」というメッセージが込められています。
スマホ越しの恋愛が増えた今の時代に響くラブコメです。
📚原作との違い
- 映画ではSNS描写がよりリアルに強化:インフルエンサー文化や炎上リスクなど、現代の高校生らしい描写が追加。
- 原作よりもテンポ重視の脚本:恋愛の進展がスピーディーで、映像としての“爽やかさ”を優先。
🧑🧒子どもと一緒に観られる?
💡 中高生でも安心して観られる青春ラブコメ。
キスシーンや過激な表現は控えめで、友情・恋愛・SNSモラルといった教育的なテーマも含まれています。
⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??
直接的な嘔吐シーンはも、飲酒シーン、体調不良シーンもないので嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただける映画かと思います。
🌟こんな人におすすめ
- 宮世琉弥・久間田琳加のファン
- SNS世代のリアルな恋愛映画が観たい人
- 学園ラブコメ×メッセージ性のある作品が好きな人
- 『ライアー×ライアー』『恋わずらいのエリー』などの青春映画が好きな人
📺配信情報
Netflix

ゲオ宅配オンライン
原作
🫣ネタバレあり感想
ひたすらに好きなものに真っ直ぐで、顔の良い人特に奏人の顔が好きだと入学したクラスの自己紹介で言ってしまうくらいの美形愛の強い才南と顔が良すぎるあまりに勝手に周りに期待されてガッカリされた経験から超絶美形なのに自己肯定感の低い奏人。
物語の後半、才南が奏人への想いが今までの推しとしてのものではなく、恋愛感情だと自覚するシーンでは、少女漫画原作特有のヒロイン才南の可愛さが描かれます。
さらに、奏人が退学を免がれ、才南に頼ってばかりの自分から脱して告白するシーンは胸キュン必至。
SNSの“見せる自分”と“本当の自分”の境界を越え、
二人が素直に心を通わせるクライマックスは、シンプルながらも心に残る名場面です。
🕊️まとめ
『顔だけじゃ好きになりません』は、
単なる“イケメン×女子高生”のラブコメではなく、
SNS時代の「本当の好き」とは何かを描いた青春群像劇。
見た目やフォロワー数よりも大切なものがある――。
そんな温かいメッセージが、スクリーンを通して静かに胸に響きます。
耶雲哉治監督らしいテンポの良い演出と、主演2人の爽やかな化学反応で、
“顔だけじゃない恋”の尊さを描き切った、2025年の青春映画の注目作です。



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