
2025年9月現在も少女漫画誌『りぼん』で連載中の「ハニーレモンソーダ」が2021年にSnowManのラウールさんと子役時代から大人気の吉川愛さんで実写映画化されていたものをNetflixにて鑑賞いたしました。2児の母で軽度の嘔吐恐怖症である私目線でレビューいたしました。
目次
✅基本情報
- 作品名:ハニーレモンソーダ
- 公開年:2021年7月9日
- 監督:神徳幸治
- 原作:村田真優(集英社「りぼん」連載)
- 主演:ラウール(Snow Man)、吉川愛
- 上映時間:111分
- ジャンル:青春・恋愛
📝 あらすじ(ネタバレなし)
中学時代に“石”と呼ばれ、いじめられてきた石森羽花(吉川愛)。高校入学をきっかけに「自分を変えたい」と願う彼女は、レモン色の髪をしたクールな人気者・三浦界(ラウール)と出会う。
界は羽花のコンプレックスを受け止めながらも、ときに冷たく、ときに優しく導いてくれる存在。羽花は次第に彼に惹かれていき、彼女自身も少しずつ変わり始める――。
青春の甘酸っぱさを「ハニーレモンソーダ」の味わいに重ねた王道ラブストーリー。
🧑🧒🧒 子どもと一緒に観られる?
- 暴力や過激なシーンはなし
- キスシーンなどの恋愛描写はあるが、ソフトで中高生向け
- 小学生でも安心して観られる内容だが、共感できるのは中学生以上が中心
💡 親子で観ると「友達づきあい」「自己肯定感」を考えるきっかけになる映画です。
⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??
直接的な嘔吐シーン、飲酒シーン、嘔吐を彷彿とさせるような体調不良シーンはないので嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけるかと思います。
🎞️ どんな人におすすめ?
- ラウール(Snow Man)ファン
- 王道の青春ラブストーリーが好きな人
- 学生時代の甘酸っぱい気持ちを思い出したい大人
- 自分に自信が持てない、成長したいと感じている人
- 原作漫画『ハニーレモンソーダ』を読んでいる人
🫣 ネタバレあり感想
① ラウールの透明感が界そのもの
界役のラウールは、とにかく漫画から飛び出したようなビジュアル。クールなのに羽花を守るシーンでは一気に温度差が生まれ、観客を惹きつけます。Snow Manファンでなくても、初々しさと透明感に心を掴まれます。
② 羽花の成長物語が胸を打つ
いじめられ、うまく人と関われなかった羽花が「友達を作りたい」「笑いたい」と努力する姿は胸に響きました。界との恋愛だけでなく、羽花自身の成長を応援したくなるのが本作の大きな魅力。
③ 王道だけど、だからこそ心地いい
意地悪なクラスメイト、誤解やすれ違い、友情の芽生え、そして告白…。少女漫画の定番がフルコースで味わえる展開です。ありきたりと感じる人もいるかもしれませんが、「こういう青春を送りたかった」と思わせてくれる安心感があります。
④エンドロールまで見逃せない
エンドロールにも文字と写真でマンガのような可愛い2人のシーンが満載で、とにかく観ていて飽きないし楽しいです。
📖 原作漫画との違い
映画版は111分という上映時間のため、原作の膨大なエピソードをすべて描くことはできません。そのためいくつかの違いがあります。
登場キャラクターの省略
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- 原作には界のライバルや羽花の友人など多くのキャラクターが登場しますが、映画では主要人物に絞られています。
- 特に界を巡る複雑な人間関係はシンプルに整理されていて、わかりやすさが優先されています。
恋愛の進展スピード
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- 原作では羽花と界の関係がゆっくり進展し、少しずつ心を通わせていきます。
- 映画では時間の制約から、二人の関係が早めに深まる印象。テンポが良い一方、原作ファンには「もう少し丁寧に見たかった」という声も。
エピソードの取捨選択
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- 原作で人気の文化祭や体育祭などの学園イベントは一部省略。
- 映画は羽花の成長と界との絆にフォーカスしており、恋愛に直結しないシーンは少なめです。
結末の違い
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- 原作は連載中で映画公開時点では物語が続いていました。
- そのため映画は“一区切りのハッピーエンド”としてまとめられ、羽花と界の関係が一応の完成形を迎えます。
💡 原作ファンからは「もっと長く見たかった」という声も多いですが、映画版はあくまで“青春ラブのエッセンス”をギュッと詰め込んだ作品になっています。
📺どこで観られる??
Netflix

Amazon prime
ゲオ宅配レンタル
購入派は
👀 まとめ
映画『ハニーレモンソーダ』は、単なる恋愛映画ではなく「自己肯定感を取り戻す成長物語」。
ラウールと吉川愛の瑞々しい演技が原作の世界観を鮮やかに映し出しており、青春の甘酸っぱさを存分に味わえる作品です。
原作ファンはもちろん、映画から入っても十分楽しめる内容。観終わったあと、きっと“自分の青春”をちょっと思い出してしまうはずです。
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