【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら】10代の頃に観たかった、、!

あ行

 

 

わたし
ゆる

日本アカデミー賞を観て気になっていた『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』のBlu-rayを借りて観ることができたので、軽度嘔吐恐怖症で2児の母の私がご紹介いたします。やはり、評判通り素晴らしい作品で子ども達が10代になった頃に観てほしいと思える映画でした。

 

 

あらすじ

 

親や学校、すべてにイライラして
不満ばかりの高校生の百合(福原遥)。
ある日、進路をめぐって
母親の幸恵(中嶋朋子)とぶつかり家出をし、
近所の防空壕跡に逃げ込むが、
朝目が覚めるとそこは1945年の6月…
戦時中の日本だった。
偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、
軍の指定食堂に連れていかれる百合。
そこで女将のツル(松坂慶子)や
勤労学生の千代(出口夏希)、石丸(伊藤健太郎)、
板倉(嶋﨑斗亜)、寺岡(上川周作)、
加藤(小野塚勇人)たちと出会い、
日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、
その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。
だが彰は特攻隊員で、
程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった−−− 。(公式ホームページより:https://movies.shochiku.co.jp/ano-hana-movie/)

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嘔吐恐怖症の方は観られる?子どもと一緒に観られる?

 

主人公の嘔吐シーンがあり、激しいものではないので軽度のわたしはなんとか観られましたが、嘔吐恐怖症の方にはおすすめできません。

映画館では12才未満(小学生)の方は、なるべく保護者の方が同伴して下さい。となっています。

小学生だと特攻隊や戦争への認識が難しいのと、空襲のシーンがあり、恐怖に感じることも多くあると思うので中高生以上(空襲シーンは高校生以上の方が安心かもしれません)のお子さんと観るのをお勧めします。

 

ネタバレあり!感想

 

公開当時かなりCMも観た記憶があり、かなり楽しみにしていた作品ですが、まだNetflixの配信もなく、Blu-rayをレンタルしての視聴になりました。

母子家庭の女子高生、学校でもちょっと不穏な雰囲気、、、そんな女の子が母親との喧嘩をきっかけに家を飛び出した先は通学路にまだ残っている立ち入り禁止の防空壕。目が覚めたらそこは終戦1ヶ月前の日本だったというところから物語が始まることは前情報で知っており、時々戦争ものの作品を観るわたしとしては、「うーんファンタジーかー」という気持ちもあり、気になりつつもなんとなく観ないみたいな期間が続き、8月に入っても終戦番組などがテレビではほとんどなかったので、この機会にと観てみたのですが、序盤は切なくも可愛らしい2人にニヤニヤしたし、後半は大号泣でした。福山雅治さんの主題歌『想望』があまりにも特攻隊の水上恒司さん演じる彰の心情のようでさらに泣けました。真っ直ぐな若者を演じさせたら現在は水上さんがNO.1なのではとまで思ってしまいます。

福原遥さん演じる百合が真っ直ぐで可愛くて特攻なんて間違っている!大きな戦艦に小さな飛行機が体当たりしたって意味がない!日本は負けるの!などはっきりと彰をはじめとした特攻隊員たちにぶつけるシーンは彼らの気持ちを考えるとイラッとすらしてしまいましたが、終戦番組や学校で語り部の方から話を聞くなどで見聞きする機会がない現代の子達からすると当たり前の主張なのかもしれません。そう言った意味でも主人公の百合と同世代の10代の方々が観ると始めは百合の主張や心情に共感しつつも徐々に悲惨さや無情さを知るきっかけになるかもしれません。戦争を扱った映画は数々ありますが、この映画は今まで触れてこなかった世代にこそオススメしたい映画です。

 

わたし
ゆる

終戦番組がなくなっている今だからこそ観てほしい映画でした。私も子ども達が中学生、高校生になったときに観せてあげたいです。

 

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