映画『ナミビアの砂漠』レビュー|河合優実主演・若さと不安を描く青春ドラマ

な行

わたし

夢も目標もなく、ただ時間だけが過ぎていく——。

映画『ナミビアの砂漠』は、そんな言葉が痛いほど似合う21歳の女性の心情を、驚くほど生々しく描いた青春ドラマです。

主人公・カナの選択は決して共感しやすいものではありません。それでも目が離せなくなるのは、この物語が「若さの不安」や「満たされなさ」を真正面から描いているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

基本情報

監督:山中瑶子

公開年:2024年

上映時間:137分

ジャンル:ドラマ、青春

 

 

 

 

🎬あらすじ

将来の夢もなく、やり場のない感情を抱えたまま日々を過ごす21歳のカナ(河合優実)。

恋人のホンダ(寛一郎)は優しく献身的だが、その穏やかな生活にカナは次第に退屈さを感じるようになる。

刺激を求めたカナは、自信家の映像クリエイター・ハヤシ(金子大地)と出会い、彼との関係を深めていく。

ホンダと別れ、ハヤシとの新生活を始めたカナだったが、やがてその関係にも違和感を覚え、苛立ちと空虚さを募らせていく——。

 

 

 

👀見どころ

 

河合優実が体現する「不安定な若さ」

本作最大の見どころは、河合優実の圧倒的な存在感です。

カナは決して“分かりやすく応援できる主人公”ではありません。衝動的で、身勝手で、感情を持て余している。

それでも、彼女の視線や沈黙、感情の揺れはあまりにリアルで、「こういう21歳、確かにいる」と思わされます。

 

恋愛=救いではないという残酷さ

『ナミビアの砂漠』では、恋愛は逃げ場であり、同時に新たな不安の温床でもあります。

優しさと刺激、安心と退屈。

どちらを選んでも満たされない感情が、カナをさらに孤独へと追い込んでいく様子が淡々と描かれます。

 

山中瑶子監督の容赦ない視線

山中瑶子監督は、主人公を美化しません。

感情の未熟さ、選択の浅はかさ、自己嫌悪までも丁寧に映し出します。

だからこそこの映画は、“青春映画”でありながら甘さがなく、観る側に突き刺さる余韻を残します。

 

 

 

 

🧑‍🧒子どもと一緒に観られる?

おすすめできません。

•恋愛・同棲・精神的な不安定さがテーマ

•明確な教訓や分かりやすい展開はない

•感情の揺らぎを理解するには年齢と経験が必要

中高生以上〜大人向けの作品で、特に20代・30代には刺さりやすい内容です。

 

 

 

 

🌟どんな人におすすめ?

•若者のリアルな心理を描いた映画が好きな人

•河合優実の演技をじっくり味わいたい人

•ハッピーエンドよりも“現実に近い結末”を求める人

•恋愛や将来への迷いをテーマにした作品に共感できる人

 

 

 

 

⚠️嘔吐恐怖症の方は観られる??

嘔吐恐怖症の方の鑑賞はオススメできません。

基本自堕落な生活を描いているところもあり、飲酒による泥酔、泥酔からの嘔吐シーンがまぁまぁな時間続くので観ているのがしんどかったです。

さほど必要なシーンには感じなかったので私はその時間目を逸らしていました。

 

 

 

 

📺配信情報

 

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ナミビアの砂漠

 

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🕊️まとめ

映画『ナミビアの砂漠』は、夢を持てない若者の焦燥と孤独を、徹底的にリアルに描いた青春ドラマです。

誰かを愛しても、環境を変えても、簡単には満たされない感情。

その苦しさを正面から描いた本作は、観る人によって評価が分かれる一方で、強烈な印象を残します。

「何者にもなれない不安」を知っているすべての大人にこそ、観てほしい一本です。

 

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