【真夏のオリオン】太平洋戦争末期、潜水艦内で息を呑むような男たちの駆け引き

ま行

 

わたし
ゆる

2009年に公開された、玉木宏さん主演の『真夏のオリオン』をまだ観たことがなかったので、Netflixに配信されたのを機に観ることができたので、今回も軽度嘔吐恐怖症で2児の母のわたしがご紹介いたします。

 

あらすじ

 

池上司の小説「雷撃震度一九・五」を、「亡国のイージス」「ローレライ」の福井晴敏がオリジナルの要素を加えて映画用に脚色、篠原哲雄監督がメガホンを取った戦争アクション。太平洋戦争末期、互いに姿の見えないまま激闘を繰り広げる日本海軍イ-77潜水艦と米国海軍駆逐艦パーシバルの乗組員たちの姿を描く。主演の玉木宏ほか、CHEMISTORYの堂珍嘉邦が映画初出演。戦時中と64年後の現代をつなぐ2人の女性を北川景子が1人2役で演じる。(出典:https://eiga.com/movie/53873/)

 

 

 

嘔吐恐怖症の方は観られる?子どもと一緒に観られる?

 

嘔吐シーンはないので、嘔吐恐怖症の方でも安心して観ることができます。

この映画は戦争を取り扱ってはいますが、ほぼ潜水艦内の映像なので、大量に出血することもなく、空襲のシーンもありません。戦争を扱っている映画の中では残酷なシーンがほとんどなく、出てくる米軍までもが戦う意志のないものには必要以上に攻撃しないという人格者なので戦争映画をあまり観たことがないお子さんにもお勧めできます。

 

 

ネタバレあり、レビュー

 

太平洋戦争末期の潜水艦内で繰り広げられる米軍との駆け引きを描いている映画で、主人公の艦長、倉本が若いながらもかなりの頭の切れ者で人間が魚雷に乗り込んで突撃する回天の使用も許可しない人格者ぶりで艦内の部下からの信頼も厚い。また、敵の米軍の艦長も一切の油断を許さないが、戦意のない者には必要以上に攻撃しないという志の持ち主で、最後も相手に離艦する時間を与えてから潜水艦を撃ち落とそうとする人格者ぶり。ほぼ潜水艦内なので戦争映画では珍しく、民間人の犠牲者はいません。

実際の戦争はそんな綺麗事ばかりではなかったかと思いますが、作戦の読み合いでお互い決して相手を侮ることも諦めることもない姿勢がとてもかっこよかったです。

正直、玉木宏さんも堂珍さんもとても若く、この年で艦長??という気持ちや各艦内にイタリア語を読める人がいるの?そもそもそんなに長く親友からのモールスを聞いていなければバレることはなかったのでは?などの疑問はありましたが、息を呑むような駆け引きはとてもよかったです。

 

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