
上白石萌音さん、杉野遥亮さん、横浜流星さん主演の青春ラブストーリー『L♡DK ひとつ屋根の下、「すき」がふたつ。』を鑑賞したので、2児の母、軽度の嘔吐恐怖症の私がご紹介いたします。
目次
映画『L♡DK』とは?
映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』は、2019年公開の青春ラブストーリー。
渡辺あゆさん原作の大ヒット少女漫画「L♡DK」を実写映画化した第2作目です。
主演は 上白石萌音さん と 杉野遥亮さん。さらに、もう一人のキーパーソンとして 横浜流星さん が加わり、三角関係が描かれます。
一つ屋根の下で始まる秘密の同居生活、恋と友情の狭間で揺れ動く高校生たちの等身大の姿に、多くの女子中高生が共感しました。
あらすじ(ネタバレなし)
高校生の西森葵(上白石萌音)は、学校イチのイケメン・久我山柊聖(杉野遥亮)と秘密の同居生活を送っています。
お互いを大切に思いながらも、恋愛初心者ゆえのすれ違いも多い二人。
そんな中、柊聖のいとこである久我山玲苑(横浜流星)が柊聖をアメリカへ連れ戻すために転入してきて、突然同居することに。
始めは柊聖と葵の交際に大反対だったものの、次第に葵との距離も縮まり「葵を奪う」と宣言する玲苑の登場で、三角関係が始まります――。
見どころポイント
1. 上白石萌音さんの等身大ヒロイン
ドジで不器用だけど一生懸命な葵を、自然体の演技で魅力的に表現。観客が共感しやすいヒロイン像です。
2. 杉野遥亮さんのツンデレ王子感
冷たそうに見えて実は優しい柊聖。無口でぶっきらぼうな態度から、ふとした瞬間に見せる甘さが胸キュンポイント。
3. 横浜流星さんのライバル役
強引だけどまっすぐな玲苑の存在が、物語に大きなスパイスを加えています。
4. 一つ屋根の下のドキドキ感
同居ならではのハプニングや、距離が近づくシーンが盛りだくさん。少女漫画らしい夢のシチュエーションが楽しめます。
キャスト紹介
- 西森葵(上白石萌音) … 素直で明るい女子高生。柊聖との同居で奮闘する。
- 久我山柊聖(杉野遥亮) … 学園の王子様的存在。無愛想だが、心優しい一面を持つ。
- 久我山玲苑(横浜流星) … 柊聖のいとこで、アメリカ帰り。始めは葵と対立するも徐々に距離が縮まる。
- 渋谷萌(高月彩良) … 葵の親友で、良き相談相手。
原作漫画との違い
映画は原作の大人気エピソードを軸に、テンポよく展開されています。
- キャラクター描写 … 原作よりもやや現実的に描写。葵のドジっ子感は控えめ。
- 恋愛描写 … 漫画の方が大胆で胸キュン度は高め。映画は青春映画らしい爽やかさが強い。
- ラスト … 原作ではもう少し先のエピソードまで描かれますが、映画は三角関係を解決したところで締めていて、スッキリ観やすい。
子どもと一緒に観られる?
PG指定はなく、中高生向けの恋愛映画なので、小学生以上なら問題なく観られます。
ただしキスシーンが多少あるため、小さなお子さんよりも 中高生~大人の女性 におすすめ。
嘔吐恐怖症の方は観られる??
直接的な嘔吐シーン、飲酒シーン、体調不良シーンがないので、嘔吐恐怖症の方でも安心して鑑賞していただけるかと思います。
こんな人におすすめ
- 王道の少女漫画実写化が好きな人
- 上白石萌音さん・杉野遥亮さん・横浜流星さんのファン
- 一つ屋根の下の胸キュン展開に憧れる人
- 等身大の恋愛と成長を描いた作品を観たい人
- 前作『L♡DK』を観ていた人
どこで観られる??
Netflix

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ネタバレあり感想
物語は、葵と柊聖の秘密の同居生活からスタートします。
学校に同棲していることがバレると退学になってしまうことから、。そんな中、柊聖のいとこ・玲苑が突然柊聖をアメリカに連れて行く!と転入してきて、2人の秘密の関係がバレてしまったことから同居することになり、三人の関係が一気に揺れ動いていきます。
少女漫画ならではの設定
学校の王子様的存在と同棲していて、更にイケメン帰国子女がやってくるなんて、漫画でしかあり得ない設定ですが、日常を忘れて胸キュンしたい方にはオススメです。
玲苑の登場が生む「三角関係の切なさ」
玲苑は柊聖と真逆で、友だちのような距離感でハッキリとものを言うタイプ。
葵も最初は困惑するものの、玲苑のまっすぐさや不器用な優しさに徐々に距離が縮まります。
そんな2人に静かに嫉妬する柊聖と柊聖と葵の様子を見て切なくなる玲苑。恋愛の切なさを強調していて、ただの胸キュン映画に留まらない深みを与えています。
柊聖の不器用な愛情表現
一方で柊聖は無口で不器用。葵への気持ちは強いのに、なかなか言葉で伝えられません。
そんな柊聖が嫉妬して不機嫌になる姿や、さりげなく葵を守ろうとする行動に「本当に好きなんだな」と感じられて、胸が熱くなります。
特に印象的なのが、大雨で帰れなくなった葵が玲苑の家にいることを知ったとき、走って迎えに行くところ。
普段クールな柊聖だからこそ、この行動は絶大で、観客の多くが心を掴まれたはずです。
葵の真っ直ぐさ
玲苑に2人の交際を認めてもらうために3人で一緒に住み、学校に通いながら3人分の家事をこなし、朝食は和食と洋食両方を用意するという超人ぶりでした。
柊聖がアメリカの大学に願書を出していたことを知ったときは、離れたくないと言う高校生らしい面もあり、可愛かったです。
柊聖や玲苑との関わりを経て、自分の気持ちに正直になることの大切さを学んでいく葵の姿は、恋愛だけでなく青春映画としてのメッセージ性も強く感じられました。
ラストの余韻
最終的には、葵が玲苑ではなく柊聖を選びます。
柊聖の不器用ながらも誠実な想いが伝わり、二人の関係はより深くなりました。玲苑は負けを認めつつも、「柊聖なら任せられる」と潔く身を引く展開も印象的。
三角関係は解決しますが、そこに至るまでの過程で、それぞれのキャラクターの想いがしっかり描かれていたので、ただの恋愛勝ち負けではない「青春の一幕」として心に残る結末でした。
観終わった後には「胸がキュンとするだけでなく、自分も恋愛に対してもっと素直になろう」と思わせてくれる、爽やかな余韻のある作品でした。
まとめ
映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』は、恋と友情の狭間で揺れる青春を、等身大に描いたラブストーリーです。
上白石萌音さんの自然体なヒロイン、杉野遥亮さんのツンデレ王子、横浜流星さんのライバルという豪華キャストが、王道の三角関係を盛り上げます。
少女漫画原作らしい胸キュンと、青春映画らしい爽やかさを兼ね備えた本作は、恋愛映画ファンなら一度は観ておきたい名作です。
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