
西加奈子さん原作の『漁港の肉子ちゃん』を明石家さんまさんプロデュースでしかも肉子ちゃん役は大竹しのぶさんというビッグネーム揃いの映画をNetflixにて鑑賞したので、2児の母で軽度の嘔吐恐怖症目線でご紹介いたします。
目次
✅映画『漁港の肉子ちゃん』とは?
2021年公開のアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は、西加奈子さんの同名小説を原作に、明石家さんまさんが企画・プロデュースを務めた作品です。監督は渡辺歩氏、アニメーション制作はスタジオ4℃。ユニークで温かみのある映像とともに、“母と娘の絆”を描いた感動作です。
声優には大竹しのぶさん(肉子)、Cocomiさん(キクりん)、花江夏樹さん(サッサン)、中村育二さん(漁港の仲間たち)など豪華キャストが参加。キャラクターの温度感が見事に表現されています。
🎞️あらすじ
物語の主人公は、豪快で明るいシングルマザーの 肉子ちゃん と、その娘の キクりん。二人は縁あって北の漁港町で暮らし始めます。
見た目も性格も正反対の二人。天真爛漫でお人好しな肉子ちゃんに対し、キクりんは思春期特有の複雑さを抱えながら、母を少し恥ずかしく感じています。
漁港での日常を通じて、二人は地域の人々と心を通わせ、成長していきます。しかし、やがて キクりんの出生にまつわる秘密 が明らかになり、母娘の関係は大きく揺さぶられていきます…。
📝見どころポイント
1. 母と娘のリアルな距離感
肉子ちゃんの底抜けの明るさと、クールなキクりんのギャップがリアル。親子関係の普遍的なテーマに心を打たれます。
2. 温かみのある漁港の人々
サッサンをはじめとする漁師仲間や町の人々が、物語を優しく彩ります。地方の温もりが描かれているのも魅力です。
3. コミカルと切なさのバランス
笑えるシーンも多くありながら、母の愛情の深さに触れたラストでは涙なしには観られません。
📣声優・キャストの魅力
- 大竹しのぶ … 肉子ちゃんの豪快さと愛情深さを見事に表現。
- Cocomi … 初声優ながら、思春期の少女の繊細さを自然体で演じている。
- 花江夏樹 … サッサン役で優しさとユーモアを発揮。
- 中村育二 ら漁港の仲間たちが脇を固め、作品に厚みを与えています。
📖原作との違い
西加奈子さんの小説『漁港の肉子ちゃん』は、よりユーモラスで、言葉のリズム感が特徴的です。
映画版はそのエッセンスを残しながら、 親子愛と成長の物語に焦点を当て、映像ならではの温もりやダイナミズムを追加 しています。
特にラストの演出は、小説よりも視覚的・感情的に響く形にアレンジされており、映画独自の感動を味わえます。
🎬 『漁港の肉子ちゃん』はこんな人におすすめ
- 母と娘の絆を描いた感動作が好きな人
家族愛をテーマにした物語を好む人には特に刺さります。 - 心温まる人情ドラマを求めている人
漁港の人々との交流が、優しく心を癒やしてくれます。 - 笑いと涙のバランスがある作品を楽しみたい人
コミカルな日常シーンと、涙を誘うラストのギャップが魅力です。 - 西加奈子さんの原作ファン
小説『漁港の肉子ちゃん』の世界観を映像で味わいたい方におすすめ。 - 家族で一緒に観られる映画を探している人
子どもと安心して観られる内容なので、家族の映画鑑賞にも最適です。
🧑🧒🧒子どもと一緒に観られる?
『漁港の肉子ちゃん』はPG指定もなく、子どもと安心して観られる作品です。
ただし、親子関係や出生にまつわるテーマは少し重い部分もあるため、小学校高学年以上の方が理解しやすいかもしれません。
家族で観れば「親子の絆」について自然に会話が生まれるきっかけになる映画です。
⚠️嘔吐恐怖症の方は観られる??
直接的な嘔吐シーンはありません。
肉子ちゃんの飲酒シーンはありますが、楽しい雰囲気のもので、キクりんの腹痛も嘔吐に繋がるものではなかったので、嘔吐恐怖症の方でも比較的安心して鑑賞していただけるかと思います。
📺どこで観られる??
Netflix

Amazon prime
ゲオ宅配レンタル
原作派はこちら
🫣感想(ネタバレあり)
この映画は肉子ちゃんのお人よしで猪突猛進な生き方も、キクりんの同級生の二宮のチックも母親と全く似ていないキクりんもまるっとそんな人もいるよねと優しく包み込んでくれているような暖かさがあります。
肉子ちゃんの生き方は不器用ですが、娘を思う気持ちは一貫しており、キクりんがそれを受け止める姿に胸が熱くなります。
特に印象的なのは、 出生の秘密が明らかになった後の母娘のやりとり。どんな過去があっても「あなたは私の大切な娘」という肉子ちゃんの言葉は、多くの観客の心を打ちました。
👀まとめ
映画『漁港の肉子ちゃん』は、
- 西加奈子原作の人間味あふれる物語
- 明石家さんまプロデュースによる温かい企画
- 母と娘の絆を描いた感動ストーリー
が揃った良作です。
笑いあり、涙ありで、大人も子どもも心が温まる一本。家族で観るのにもぴったりな作品としておすすめです。
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