映画『片思い世界』あらすじ・見どころ|広瀬すず×杉咲花×清原果耶が描く切なくも愛おしい日常ドラマ

か行
わたし

広瀬すず、杉咲花、清原果耶という実力派俳優が顔をそろえた『片思い世界』。

同世代の女性3人が、東京の片隅にある古い一軒家で共同生活を送る姿を描いた本作は、派手な事件や大きな展開よりも、「日常の感情」にそっと寄り添う作品だ。

脚本を手がけるのは『花束みたいな恋をした』や『カルテット』で知られる坂元裕二。

何気ない会話の中に、言葉にできない本音や人生の揺らぎをにじませる作風が、本作でも存分に発揮されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

基本情報

  • 作品名:片思い世界
  • 公開年:2025年
  • 監督:土井裕泰
  • 脚本:坂本裕司
  • 上映時間:126分
  • ジャンル:ドラマ

 

キャスト

  • 広瀬すず
  • 杉咲花
  • 清原果耶
  • 横浜流星
  • 小野花梨

 

 

 

 

🎬あらすじ

東京の古い一軒家で一緒に暮らす、美咲・優花・さくら。

血のつながりはないが、12年という長い時間を共に過ごしてきた3人は、互いを思いやりながら穏やかな日々を送っている。

仕事や学校へ出かけ、家に帰れば食卓を囲み、他愛のない会話を交わす。

そんな一見自由で気ままな生活の中で、3人はそれぞれ誰にも言えない「片思い」を胸に抱えている。

この「片思い」が何を意味するのかは、物語を通して少しずつ浮かび上がってくる。

 

 

 

 

💬ネタバレなし感想

見どころ① 会話劇で描かれるリアルな感情

『片思い世界』の魅力は、登場人物たちの自然な会話にある。

感情を大きくぶつけ合うのではなく、言葉を選びながら、時に飲み込みながら交わされるやりとりがとてもリアルだ。

「分かり合えないけれど、一緒にいる」

そんな関係性が、押しつけがましくなく描かれている。

見どころ② 3人の距離感が心地いい

一緒に暮らしていても、無理に踏み込まない。

でも、困ったときにはそっと隣にいる。

本作の3人の関係は、友達・家族・恋人、そのどれとも違う独特な距離感だ。

この“近すぎない優しさ”に、共感する人も多いだろう。

見どころ③ 坂元裕二作品らしい余白

説明しすぎない演出、答えを提示しないラスト。

観る人によって感じ方が変わる余白が、本作にはたっぷり用意されている。

「これはどういう意味だったんだろう?」

そんなふうに、観終わったあとも考え続けたくなる作品だ。

見どころ④過去の事件から現在

仲睦まじく暮らす3人にはある事件に巻き込まれてしまった過去がある。

何事もなく過ごす3人にもその3人に繋がる人々にも確実にその事件の存在は大きく、その事件が現在に及ぼしている感情や事実が徐々に見えてきたとき、言葉の一つ一つが切なく愛おしくなるだろう。

見どころ⑤映画とリンクした合唱曲

劇中歌にもなっている「声は風」という合唱曲はこの映画の脚本を書いた坂本裕司が別名義で作詞したもので、あまりのリンク感や合唱の声の綺麗さに切なく心が浄化されるような不思議な感覚に。

 

 

 

 

🧑‍🧒子どもと一緒に観られる?

▶ 小学生:△(内容理解はやや難しい)

暴力的な描写や過激なシーンはありませんが、会話中心で心理描写が多いため、小学生には少し退屈に感じる可能性があります。

▶ 中学生以上:○(感情の読み取りができればおすすめ)

思春期以降であれば、「言えない気持ち」や「人との距離感」に共感できるポイントが増えます。親子で観たあとに感想を話し合うのもおすすめです。

▶ 家族向け作品か?

ファミリー向けエンタメではありませんが、

静かな人間ドラマを一緒に味わいたい家庭には向いています。

 

 

 

 

🌟こんな人におすすめ

  • 静かなドラマが好き
  • 女性同士の関係性を丁寧に描いた作品を観たい
  • 『花束みたいな恋をした』『カルテット』が好き
  • 日常の中の感情をすくい取る映画に惹かれる

 

 

 

 

⚠️嘔吐恐怖症の方でも観られる??

直接的な嘔吐シーンはありませんが、広瀬すずさん演じる美咲の職場の飲み会途中でトイレに行ったときに泥酔した女性がトイレに駆け込んでくるシーンがありました。

その後すぐトイレから出るので、音などのシーンもありませんが、連想させるシーンかと思うので注意が必要かもしれません。

 

 

 

 

📺配信情報(2026年1月現在)

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🕊️まとめ

『片思い世界』は、苦しい出来事の後の日常の中に潜むあたたかな感情を丁寧にすくい上げる映画だ。

誰もが一度は抱いたことのある色々な「片思い」の感情を、そっと肯定してくれるような優しさがある。静かな時間の中で、自分自身の想いと向き合いたい人におすすめしたい一本だ。

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