
「もうすぐ小学生なのに、これで大丈夫かな?」
年長さんの冬から春にかけて、そんな不安を感じる保護者は少なくありません。
周りから
「もうひらがな書ける?」
「時計読める?」
と聞かれると、つい焦ってしまいますよね。
でも実は、入学前に“できていなくても問題ないこと”はたくさんあります。
この記事では、現役ママ・パパの悩みに寄り添いながら、
「焦らなくていいこと」「大切にしたいこと」を整理してお伝えします。
目次
1. ひらがなを全部書けなくても大丈夫
「ひらがなを完璧に書けるようにしなきゃ」と思っていませんか?
実は小学校では、
ひらがなの書き方は入学後に一から丁寧に教えてもらえます。
入学前にできていれば十分なこと
- 自分の名前が「読める」「書ける」
- 文字に興味がある
- 絵本や看板の文字を見ようとする
逆に、無理に書かせてしまうと
「文字=嫌なもの」と感じてしまうことも。
“読める・興味がある”で十分合格ラインです。
2. 時計が読めなくても問題なし
「○時○分が読めないと困る?」と心配になりますが、
これも入学前に完璧である必要はありません。
小学校では、
- 生活の中で少しずつ
- 授業で段階的に
時計の読み方を学びます。
今できていればOKな目安
- 朝・昼・夜の区別がつく
- 「長い針・短い針」をなんとなく知っている
焦らず、日常会話の中で
「長い針が6だから30分だね」など、自然に触れる程度で十分です。
3. 計算ができなくても心配しすぎなくていい
「足し算・引き算、できたほうがいい?」という声もよく聞きます。
結論から言うと、
計算ができなくても全く問題ありません。
小学校1年生では、
- 数の概念
- 数えること
- 比べること
から、ゆっくり進みます。
おすすめなのは
- すごろく
- おやつを分ける
- 階段を数える
など、生活の中で数に触れること。
机に向かう勉強より、ずっと大切です。
4. 座っていられなくても成長途中
「うちの子、じっと座っていられなくて…」
これも年長さんあるあるの悩みです。
でも、年長さんはまだまだ体を動かしたい時期。
入学前から長時間座れる必要はありません。
大切なのは
- 話を聞こうとする姿勢
- 最後までやろうとする気持ち
少しずつ、成長とともに身についていきます。
5. 失敗しやすくてもOK
- 忘れ物が多い
- すぐ泣く
- うまく言葉で伝えられない
これも、年長さんでは珍しくありません。
小学校は、
「失敗しながら学ぶ場所」でもあります。
失敗を責めるより、
「どうしたらよかったかな?」と一緒に考える経験が、
入学後の力になります。
6. いちばん大切なのは「学校って楽しそう」と思えること
入学前に一番大切なのは、
✔ ひらがなが書けること
✔ 計算ができること
ではありません。
本当に大切なのは
- 話を聞こうとする気持ち
- 困ったときに大人に伝えられること
- 「やってみよう」と思える心
そして、
「小学校ってちょっと楽しそう」と思えること。
それだけで、スタートラインには十分立っています。
まとめ|焦らなくていい。その子のペースで大丈夫
年長さんの成長は、本当に人それぞれ。
周りと比べて不安になることもありますが、
今できないことは、これからできるようになることです。
- 無理に先取りしない
- できたことを認める
- 親子で安心して春を迎える
それが、いちばんの入学準備。
この春、お子さんが
「行ってきます!」と笑顔で学校に向かえるように
今は、心の準備を大切にしてあげてくださいね🌸


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